2019年1月にアイルランドの製薬大手シャイアーを約6兆2000億円で買収した武田薬品工業。膨張した有利子負債をどう減らしていくかは大きな課題だが、10月31日の決算会見でクリストフ・ウェバー社長は「19年度に予定していた負債は上期に繰り上げて返済した。統合作業も極めて順調」と強調してみせた。そもそもシャイアーを取り込んだ理由の1つは、血液製剤の1つである血漿(けっしょう)分画製剤事業を手に入れることにあった。なぜ、ウェバー社長はこの事業に入れ込むのか。
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