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広範囲で甚大な被害をもたらした台風19号によって、多くの自動車も水没などの被害を受けた。その数は10万台に上るとの推定もあり、東日本大震災の被害台数を上回った可能性がある。今後の大雨によって、その台数はさらに増える恐れもある。自分のクルマが水没したら、どんな対応が必要で、どんな点に注意すべきなのか。代表的な3つの疑問について取材した。

(写真:ロイター/アフロ)

Q1:クルマが水没したらまず何をする? 逆にしてはいけないことは?

A:クルマの水没とは、一般的にマフラーより上まで水位が上がって車内が浸水することを指す。浸水すると、エンジンや電気系統に支障が出る恐れが高い。まず気を付けなければならないのは、絶対にエンジンをかけないことだ。トヨタ自動車によれば、浸水したクルマにエンジンをかけると、感電事故や電気系統のショートなどで車両火災が発生する恐れがある。

 まず、クルマの販売店や損害保険会社に連絡し、専門家にクルマの状態を確認してもらう必要がある。ハイブリッド車や電気自動車は高電圧のバッテリーを搭載しているので、電気系統には極力触らないのが望ましい。

 トヨタによれば、発火を防ぐために以下の処置をすべきだという。まず、ライトなどに使用している補機バッテリーを探す。ガソリン車の場合はボンネットを開けたエンジンルームの内部にある。ハイブリッド車では補機バッテリーの位置が異なるため、各社のウェブサイトなどで確認したい(トヨタ自動車の補機バッテリーの位置)。

 バッテリーにはプラス極とマイナス極がある。そのうち、マイナス極の端子を取り外し、金属との接触を防ぐためにマイナス極と端子のそれぞれに粘着テープなどを巻きつけて絶縁する。

Q2:水没しても損害保険は適用される?