10月1日、システム障害により全銘柄の売買が終日停止となった東京証券取引所。システムを再起動して途中から復旧する選択肢もあったが、投資家や市場参加者に相当の混乱が生じることが想定されるとして、終日売買停止を決めた。2018年のシステム障害の際、要因となった一部の証券会社で生じた回線切り替えトラブルを教訓にしたものと考えられる。

(ロイター/アフロ)

 「明日から仕切り直しだ」「まあ、1日休んだと考えれば良い」。10月1日、ツイッターなどのSNSには、デイトレーダーのものと思われるコメントが多数投稿された。同日、東京証券取引所では株式売買システムの障害により全銘柄の売買が終日停止となった。金融インフラの中核をなす取引所システムで起こった前代未聞の事態に、投資家や市場参加者は対応に追われた。

 証券会社や投資家の多くは終日売買できなくなるとは思っていなかったようだ。野村証券の営業の現場では当初、顧客に今後も売買できない可能性があることを説明しつつも、注文を受け付けていたという。

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