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 8月30日、愛知県が建設を進めていた国際展示場「Aichi Sky Expo」がオープンした。展示場の面積は約6万平方メートルと国内で4番目の広さ。中部国際空港に直結しており、保税展示場のため外国から持ち込む展示物に関税がかからない。世界でも有数の産業集積を誇る愛知県に誕生した国際展示場。愛知県や産業界がかける期待は大きい。

8月30日にオープンした愛知県国際展示場(写真:森田直希)

 東京ビッグサイトや幕張メッセなど、自治体が所有・運営する展示場は全国にいくつもある。その中で、今回のAichi Sky Expoが既存の展示場と異なるのは、前述した立地や保税展示場のほか運営主体が挙げられる。通常、自治体所有の展示場というと、自治体出資の公社などが運営する場合が多い。だが、今回の運営主体は外資系企業。しかも、愛知県はコンセッション方式で運営権を売却している。国際展示場のコンセッションは国内初だ。

 コンセッションとは、民間を主体としたコンソーシアムに施設の運営権を売却するPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)の一手法。期間は15~30年などと長期で、所有権は自治体のまま運営だけを民間に委ねる。これまでは関西国際空港や仙台空港など国直轄のインフラが中心だったが、愛知県のように、コンセッションに積極的に取り組む自治体も出始めている。