次世代通信規格「5G」のサービスは3月に始まったが、緊急事態宣言の間は店舗での営業が制限され、販売面で打撃を受けた。5G元年と言われてきたが、出だしでつまずいた通信大手。秋から相次いで発売される新端末に期待をかける。ただ、5Gならではのサービスは乏しく、通信大手の計画通りに普及するかどうかまだ見えない。

ドコモの5G契約数は8月1日時点で24万件。2021年3月の目標の1割となっている。
ドコモの5G契約数は8月1日時点で24万件。2021年3月の目標の1割となっている。

 「月末までに契約すれば、通信料を4Gと同じにするキャンペーン中ですよ」。8月中旬、東京都内にある家電量販店のKDDIのコーナー。5Gプランの契約を増やそうと、店員が呼びかけていた。

 NTTドコモなど通信大手がそろって3月にサービスを始めた5Gの出だしは、コロナ禍によってつまずいた。緊急事態宣言などで、家電量販店や携帯電話ショップで想定通りに販売できなかった。

 ドコモの場合、5Gの契約数は8月1日時点で24万件。2021年3月期の目標である250万件に対して1割にとどまる。4Gも含めたスマートフォン・タブレット端末全体では、20年4~6月の販売台数は前年同期に比べ4割(129万台)減った。

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