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 新型コロナウイルスの流行が長期化する中で、増加も懸念されていた「離婚」。在宅勤務などへの働き方の変化や、外出の自粛によって家の中で夫婦が顔を合わせる時間が従来よりも増え、価値観の違いが顕在化して溝が深まる可能性があると言われていた。ただ、現時点ではそうした傾向はみられていない。むしろ、離婚件数は減少している実態がある。

 厚生労働省が発表した人口動態統計速報では、3月の離婚件数は2万3514件と昨年同月の2万3039件とほぼ同水準だった。だが、全国に緊急事態宣言が発令された4月は1万6493件(前年同月は2万1061件)と21.7%減、5月も1万1483件(同1万6698件)と31.2%も減少している。

離婚件数は4月以降に激減
■人口動態統計速報の離婚件数の推移