2020年に日本でWRC開催へ

 WRCはモータースポーツでフォーミュラ・ワン(F1)に並ぶ人気を誇る。独フォルスクワーゲン(VW)が16年に撤退したものの、世界最高峰のラリー選手権で、欧州のモータースポーツファンの注目度は高い。マーケティングの観点で見ると、WRCで勝ち続けることは、ブランド価値の向上など大きな意味がある。

 そのWRCが2020年秋に日本で開催される可能性が高まっている。今秋にも正式決定する予定だ。トヨタが快走しているとはいえ、日本でWRCの知名度が高いとは言い難い。日本で開催されることになれば、生での観戦やメディアの露出を通じて、WRCの存在感が高まりそうだ。

 ただ、WRCは巨大なイベントであり、広大な敷地や多くのスタッフが必要となる。ラリー・フィンランドでは6000人ものボランティアが大会運営を支えたという。日本では巨大なラリー競技の運営経験が乏しいため、開催されるとなれば、運営関係者にとっても大きな挑戦になりそうだ。

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