九州や四国、北陸で一斉に梅雨明けし、東京都心でも31度超と真夏日となった7月24日から、東京ビッグサイト(東京・江東)で「猛暑対策展」が開かれている。猛暑の中での開催が予想される東京五輪・パラリンピックが1年後に迫る中、観戦に役立ちそうな新製品も次々出そろっていた。

 2019年6月に発売したばかりという「ネッククーラーmini」は、首に着け、頸(けい)動脈を冷やして接触部分の体感温度を約13度下げる135gの冷却装置。モバイルバッテリーと製品をつないで電気を流し、ペルチェ素子という半導体素子が使われている冷却面の温度を0度以下まで冷やす仕組みだ。

 価格は税込み7980円で、発売1カ月間で約6千台を出荷。開発・販売するサンコー(東京・千代田)の小山敦史さんは「ここまで小さく、手ごろな価格の製品はほかにない」と強調する。工場など暑さを感じる場所で作業する人だけでなく、ピクニックやスポーツ観戦での需要も見込んでいる。同社のオンラインショップなどで購入できるという。

 暑さ対策に役立つインナーも多くそろっていた。売り上げを伸ばしているのがリベルタ(東京・渋谷)が販売する「FREEZE TECH」。インナーに水との化学反応で熱を奪う特性を持つ「キシリトール」「エリスリトール」という成分を配合した特殊プリントがされており、そのプリントが汗に反応することで、生地の温度を1.4度下げるという。広報担当者は「汗に反応するので、冷却し続けることができる」と話す。

 もともとはバイクや釣りを楽しむ人に人気だったが、最近はサッカーに取り組む子供たち用の購入も多いという。2017年から販売しており、18年は前年比約6倍、今年も同2倍の約11万枚の売り上げを見込む。東京五輪を見据え、観客が日焼け防止と暑さ対策を手軽に図れる国旗をペイントしたアームウオーマー型の商品の販売を企画中という。

 展示会でひときわ目を引いたのが「ビジネスパーソンの夏を変える」と掲げたソニーの「REON POCKET」。2020年夏ごろの製品化を目指す段階であるものの、興味を持った来場者が多く立ち止まっていた。

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