危機に直面し締め直しているというところだろう。
日本電産が7月21日に発表した2020年4~6月期決算は、売上高が前年同期比6.6%減の3368億7600万円だったが、営業利益は同1.7%増の281億1200万円となった。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、自動車用のモーター関連部品など車載事業が前の四半期(20年1~3月期)に比べ約37%の減収となったが、在宅勤務の拡大でパソコン販売が伸び、連動してノートパソコンなどに使う超小型モーターの売り上げが上がり、一部を相殺した。

本業のもうけである営業利益について、事前の市場予測では前年同期比で30%を超える減益となっていたが、結果的には予測を約100億円上回り、逆風を乗り越える格好になっている。
この決算から見えるポイントは2つある。
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