ワトソンがハイライトを自動編集

 ワトソンが事前にウィンブルドンの過去の試合を分析し、重要なプレーなどを把握しておく。そして実際の試合中の歓声や、選手のガッツポーズなどを重み付けし、ハイライトを自動的に編集する仕組みだ。データセンターには世界中からコンピューターウイルスなどの攻撃があるが、常にブロックし、セキュリティーを確保している様子をモニターで確認できた。

 「大きなジェスチャーが少ないフェデラーのような選手は、どのように重み付けするのか」と質問すると、セドン氏は「ジェスチャーのほかにも判断要素があるので問題はない」と答えた。実際、試合直後にハイライトを見ると、テレビで見るハイライトよりやや淡泊な側面があるが、臨場感が伝わってくる映像だった。

 ワトソンが過去の試合を機械学習することで、今年は前年に比べてより高いレベルで、ハイライトに必要な音とノイズを識別する能力を高めた。また、前年は試合終了後5分以内にハイライトを配信していたが、今年は自動編集の進化で2分以内に短縮した。ちなみに、選手には20分以内によりパーソナライズした映像を編集し、提供できるという。

 IBMは、テニス4大大会の1つである「全米オープン」のほかに、ゴルフの米マスターズ・トーナメントでもAIによってハイライトを自動編集している。また、NTTデータや中国騰訊控股(テンセント)などもスポーツ大会で活用している。スポーツにAI編集の波が押し寄せている。

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10/26~28開催 脱炭素への新たな道筋をウェビナーで徹底議論

 日本のあらゆる産業が、脱炭素社会の実現に動き出しました。投資マネーの潮流が変わり、カーボンニュートラルに貢献する戦略や取り組みが見られない企業は淘汰されかねない時代になっています。一方で世界情勢の不透明感が高まっています。各企業はエネルギー調達戦略の見直しを進めつつ、脱炭素の取り組みを続けるという非常に難しいかじ取りを迫られています。

 日経ビジネスLIVEでは日経BP総合研究所と共同で10月26、27、28日の3日間にわたり「激動するエネルギー戦略 脱炭素へ向けた新たな道筋とは」と題したWebセミナー(ウェビナー)を開催します。気候変動がもたらす経営リスクや事業環境の変化にどう対応し、逆にチャンスへと転換するのか。専門家による講演やパネルディスカッションなどを予定しています。各セミナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひご参加ください。


テーマ:「激動するエネルギー戦略 脱炭素へ向けた新たな道筋とは」
日時:2022年10月26日(水)13:30~16:00、27日(木)13:00~17:00、28日(金)13:00~15:50(開場はいずれもセミナー開始10分前から)
会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
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受講料:無料 ※事前登録制(先着順)

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