今回、フェイスブックのマーカス氏に本質を突く厳しい質問を浴びせたのは民主党所属の議員が目立った。

 中でもウォーターズ委員長は金融業界に厳しいことで知られ、大手金融機関に対して規制強化やリストラを要求してきたことで知られる。

 格差是正のスタンスの民主党にとっては、リブラによって口座を保有できない貧困層の課題を解消できることは歓迎だろう。一方で消費者保護も訴える民主党にとっては、フェイスブックのパーソナルデータを巡る一連の問題は見過ごすことができない。

 実際、ウォーターズ委員長は今年6月にリブラが発表されるとすぐに、開発中止を求めるなど厳しい態度を示した。ただ、7月17日の委員会ではそうした強い言葉を用いなかった。フェイスブックを公聴会に引きずり出すためのポーズだった可能性もある。今回の公聴会を経て、規制強化や消費者保護などポイントを絞って新たな要求を繰り出してくる公算も大きそうだ。

 ウォーターズ委員長は、トランプ大統領に厳しい態度を取っており、ツイッターなどで舌戦を交わしている。一方のトランプ大統領は、フェイスブックやツイッターなどSNS企業との関係がよくないとも言われている。

 敵の敵は味方か。ワシントンとどのように付き合っていくのか。SNSとは次元の異なる規制のサービスに乗り出すフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)には難しいかじ取りが求められそうだ。

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10/26~28開催 脱炭素への新たな道筋をウェビナーで徹底議論

 日本のあらゆる産業が、脱炭素社会の実現に動き出しました。投資マネーの潮流が変わり、カーボンニュートラルに貢献する戦略や取り組みが見られない企業は淘汰されかねない時代になっています。一方で世界情勢の不透明感が高まっています。各企業はエネルギー調達戦略の見直しを進めつつ、脱炭素の取り組みを続けるという非常に難しいかじ取りを迫られています。

 日経ビジネスLIVEでは日経BP総合研究所と共同で10月26、27、28日の3日間にわたり「激動するエネルギー戦略 脱炭素へ向けた新たな道筋とは」と題したWebセミナー(ウェビナー)を開催します。気候変動がもたらす経営リスクや事業環境の変化にどう対応し、逆にチャンスへと転換するのか。専門家による講演やパネルディスカッションなどを予定しています。各セミナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひご参加ください。


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