ドルの代わりになるものなのか

アル・グリーン下院議員(出所/下院金融サービス委員会の配信映像)
アル・グリーン下院議員(出所/下院金融サービス委員会の配信映像)

 2日目にはテキサス州のアル・グリーン下院議員(民主党)が「ドルのことが気になる。ドルは世界で好かれ、どこでも使える通貨で、円やユーロなどとも競争している。(リブラは)ドルにどのような影響を与えるのか」と神妙な表情で疑問を投げかけた。

 これに対してマーカス氏は「私たちはドルとは競争するつもりはない。半分の準備金をドル、その他はユーロやポンド、円で用意する」と明かした。中国の元は利用しないという。

 リブラはドルなどの基軸通貨を準備金として用意して裏付けて、価値の変動を抑える。価値が変動するビットコインなどに対して、ステーブルコインとも呼ばれる。

誰がリブラを規制するのか

マキシン・ウォーターズ議員。下院金融サービス委員会の委員長を務める(出所/同委員会の配信映像)
マキシン・ウォーターズ議員。下院金融サービス委員会の委員長を務める(出所/同委員会の配信映像)

 マーカス氏はリブラは、一元的にはリブラ協会を置くスイスの金融当局の監督下にあるという認識を示している。ただ、下院のマキシン・ウォーターズ委員長(民主党)は「スイスの金融当局に確認したところ、話は来ていないとのことだった」と不満を示した。

 マーカス氏は「リブラの提供が始まる前に適切な規制がなされる必要がある。時間をかけて修正していきたい」と神妙な面持ちで回答した。

 また今後、米連邦準備理事会(FRB)、主要7カ国(G7)のワーキンググループ、各国金融当局など様々な規制機関やステークホルダーと協議していく考えを示している。

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