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 こうした騒動もあって、環境保護署は、国民や企業が徐々にプラスチックを使わない習慣を身につけさせるため、今回は店内の飲食限定で、プラ製ストロー使用を禁止するに至った。これにより年間1億本のプラ製ストロー使用削減につながるという。現在、台湾でタピオカドリンクを提供する飲食チェーン店「春水堂」では、タピオカドリンクに紙製ストローを付けて提供している。「タピオカを吸う力はプラ製と大して変わらない。大きな混乱は起こっていない」と、春水堂の店員は語る。また消費者側も、ステンレスやガラス製のストローを持参するといった意識が高まりつつある。

 プラ製ストロー使用禁止ルールは将来的に、テークアウトでも適用される予定だ。だが「まだテークアウトはプラ製でも大丈夫」と、大半のドリンクスタンドでは、プラ製ストロー使用から抜け切れていないのが現状だ。

 プラスチックの使用削減は海洋汚染防止の観点から国際的な潮流だ。今年開催された「第4回国連環境総会(UNEA4)」では、参加した170カ国が30年までに使い捨てプラスチック製品を大幅に削減することで一致した。海外の飲食店チェーンでもプラ製ストローの廃止が加速している。

 日本でも居酒屋チェーンのワタミが、一部店舗業態で6月27日からプラ製ストローを廃止している。だが、本格的な動きにはつながっていないのが現状だ。タピオカドリンクが、使用削減のきっかけにつながればよいのだが……。

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