千葉若葉太陽光発電所には約1900枚の太陽光パネルが設置された(写真:NTT提供)
千葉若葉太陽光発電所には約1900枚の太陽光パネルが設置された(写真:NTT提供)

 NTTグループがセブン&アイグループだけに電力を供給する太陽光発電所の稼働を始めた。千葉市にある「千葉若葉太陽光発電所」が今後20年間、首都圏にあるセブンイレブン40店舗に電力を供給する。発電事業者が、特定の発電所から離れた場所にある需要家に電力を提供する方法を「オフサイトPPA(電力購入契約)」と呼ぶ。再生可能エネルギーでこの方式が採用されたのは全国で初めてだという。

 設置された太陽光パネルは約1900枚で、6月1日に稼働した。一般家庭の200~300世帯分の使用量に相当する年間886メガワット時の発電を想定している。これにより、年間2500トンの二酸化炭素(CO2)の排出を削減できる。40店舗の電力をまかなえない場合は、NTTグループの他の再エネ発電所からの電力で補う。

井阪社長が澤田社長に「直電」

 この取り組みのきっかけは、2020年6月にNTTグループが再エネ事業に本格参入するとの報道をセブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長が見て、NTTの澤田純社長に直接電話をかけたことだという。その後、両グループでワーキンググループをつくり、ほぼ1年後に実現した。

 NTTグループは22年1月にも千葉県香取市に太陽光発電所を新設し、セブン&アイ傘下のイトーヨーカ堂が運営する店舗「アリオ亀有店」向けに、オフサイトPPAで電力を提供する予定だ。