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 NTTがNECに5%近く出資することを決めた。次世代通信規格「5G」と、2030年ごろの実用化が見込まれる「6G」の分野で協力を深める。通信会社が様々な機器メーカーの製品を組み合わせやすくする技術仕様が世界で広がる可能性があり、両社で仕様に合わせた機器などを共同開発していく。「オープン化」と呼ばれるこの潮流をとらえ、世界で存在感を高める狙い。ただ、中国通信機器最大手ファーウェイなど既存メーカーに追いつくのは至難の業だ。

資本業務提携を発表したNTTの澤田純社長(右)とNECの新野隆社長

 「日本発の革新的な技術を創出して、グローバルに展開する」。両社が資本業務提携を発表した6月25日、NTTの澤田純社長は会見でこう語った。NECに約645億円を出資し、4.77%を持つ第3位の株主となる。

 澤田社長は「中長期的な取り組みになるため、出資を決めた」と語った。資金は研究開発に使われる。世界でこれから整備されていく5Gネットワークの機器では、NTTグループが技術を先導する低電力な信号処理用半導体「小型光集積回路」を組み込んだ基地局などが焦点だ。6Gでは、ネットワークから端末まで情報処理に光技術を使うNTT独自の構想「IWON(アイオン)」の採用を促していくために、機器を開発する。

 「電電ファミリー」と呼ばれた両社の関係が、資本関係を伴って再び強化される理由は、5G以降の通信ネットワークで業界構造が変わる新たな潮流が生まれているためだ。