ここ数年で最も厳しいという見通しが出た今夏の電力需給に、戦々恐々としている業界がある。卸売市場や再生可能エネルギー事業者から電気を仕入れて販売する新電力だ。2021年1月には燃料の液化天然ガス(LNG)不足から電力需給がひっ迫。仕入れ価格高騰が直撃し新電力の倒産や取引停止が続発した。“厳冬”を乗り切った後、息つく暇なく次は試練の夏を迎える。

 「もっと仕入れ先を多様化できないだろうか」「もう一度シミュレーションを見直したほうがいい」──。東京都世田谷区のみんな電力の本社オフィスでは連日、大石英司最高経営責任者(CEO)を筆頭に今夏の電力調達対策について議論を交わしている。みんな電力は再生可能エネルギーの電気を事業者から買い取って一般家庭に販売する新電力スタートアップだ。

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