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 ソニーは5月21日、経営方針説明会を開いた。吉田憲一郎社長が自ら登壇し、2020年度までの方針を示す中で、注目を集めたのが次世代ゲーム機に関する発言だ。

 2013年発売の「プレイステーション4」は19年3月までの累計販売台数が9680万台で、「今年度中に1億台という大きなマイルストーンに到達する」(吉田社長)ヒット商品。その後継機について吉田社長はこう明かした。「ゲーム機の価値提供で最も大切なのはイマーシブな(没入感のある)ゲーム体験の提供。次世代機でもこの方針は変わらない」

プレイステーション4の累計販売台数は今年度中に1億台に達する見込み

 具体的にどのような没入感を実現するのか。説明会では現行の上位機種「プレイステーション 4 Pro」と、次世代機の性能を比較する動画を見せた。現行機ではシーンを読み込む時間が約8秒かかる場面で、次世代機は約0.8秒まで短縮できる。場面が切り替わる時の待ち時間がほとんどなくなれば、ユーザーはもっとゲームに集中できる。さらに、描画速度も大幅に高めるとした。現行機では描画が追いつかないためにゲーム内の動きに制限を設けている例もあるが、次世代機であればゲーム空間内を高速で移動しても描画の遅れは発生しないという。

 「演算性能のさらなる向上と専用SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)との組み合わせで、飛躍的な描画スピードの向上を図っている」。吉田社長はこう説明する。PS4では米AMDのCPU(中央演算処理装置)の特注品を採用し、外部記憶装置にはHDD(ハードディスク駆動装置)を搭載している。CPUの性能を高めることに加え、読み出し速度がHDDよりも圧倒的に速いSSDに切り替えて没入感を高めていく。「描画速度の向上によってユーザーがさらに没入できる。これが現行機の性能を圧倒的に超える次世代機を象徴する体験だ」(吉田社長)。