ただ、デリバリー業務のために、商品のピックアップ作業などが店舗スタッフの負担になっている面もある。利用者が多ければ、スタッフを増員しても採算が合うため、ファミリーマートは「地域のデリバリーユーザーの密度が高いかどうかが、デリバリーサービス導入を検討する際の重要な要素になる」と説明する。

ロボットがビル内で自動配送

 また、セブンイレブンは同一ビル内で、ロボットを使って商品を届けるデリバリーサービスの実証実験を行っている。東京ポートシティ竹芝オフィスタワーにある店舗で、ロボット向けソフト開発のアスラテック(東京・千代田)やソフトバンクなどと共同で4月21日に始めた。ネットで注文すると同じビル内の指定した場所までロボットが運ぶ。

自走式ロボットを使うセブンイレブンのデリバリーサービス
自走式ロボットを使うセブンイレブンのデリバリーサービス

 香港の会社が開発した自律走行型ロボット「RICE(ライス)」を使う。利用者はセブンイレブンのネットコンビニのサイトにアクセスし、必要事項を記入して注文する。店員が商品をRICEに載せると、注文者が指定した場所まで自動で走行する。スマートフォンに届く暗証番号を顧客がRICEに入力すれば、収納スペースが開いて商品を取り出せるようになる仕組みだ。

 店舗と同じ階での実証実験は今年1月から行っていたが、今回、エレベーターと連動させることで、フロアをまたぐ配送も可能になった。

 デリバリーからロボットの活用まで、ラストワンマイルをめぐるコンビニ各社の試みは今後も加速しそうだ。

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。

この記事はシリーズ「1分解説」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

12/15ウェビナー開催、「外食を救うのは誰か」第1回――すかいらーく創業者の横川氏が登壇

 新型コロナウイルスの感染拡大から3年目となり、外食店に客足が戻りつつあります。一方、大手チェーンが相次ぎ店舗閉鎖を決定するなど、外食産業の苦境に終わりは見えません。どうすれば活気を取り戻せるのか、幅広い取材を通じて課題を解剖したのが、書籍『外食を救うのは誰か』です。
 日経ビジネスLIVEでは書籍発行に連動したウェビナーシリーズを開催します。第1回目は12月15日(木)19:00~20:00、「『安売りが外食苦境の根源だ』ファミレスをつくった男が激白」がテーマです。講師として登壇するのは1970年にファミリーレストラン「すかいらーく」1号店を開業した横川竟氏と、外食経営雑誌『フードビズ』の神山泉主幹です。書籍を執筆した記者の鷲尾龍一がモデレーターとなり、視聴者の皆様からの質問もお受けします。ぜひ、議論にご参加ください。

■日程:12月15日(木)19:00~20:00(予定)
■テーマ:「安売りが外食苦境の根源だ」ファミレスをつくった男が激白
■講師:横川竟氏(すかいらーく創業者、高倉町珈琲会長)、神山泉氏(外食経営雑誌『フードビズ』主幹)
■モデレーター:鷲尾龍一(日経ビジネス記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。有料会員以外は3300円(税込み)となります。
※第2回は詳細が決まり次第ご案内します。

>>詳細・申し込みはリンク先の記事をご覧ください。