「近畿日本ツーリスト」や「クラブツーリズム」などを傘下に持つKNT-CTホールディングス(HD)が2021年3月末時点で96億円の債務超過に陥った。親会社の近鉄グループHDや主要取引銀行から第三者割当増資で計400億円を調達し、財務基盤の早期の立て直しを図る。旅行各社はオンラインを軸とした商品・サービスへのシフトを急いでいる。KNT-CTも同様で、23年3月期の黒字化を目指すが、平たんな道のりではない。

 「創業以来これまでにない非常に厳しい経営環境に置かれている」。5月12日のオンライン決算会見で米田昭正社長は険しい表情を浮かべた。21年3月期の連結最終損益は284億円の赤字となった。2期連続の最終赤字で、赤字額は過去最大。今期も148億円の赤字を見込む。

前期の連結最終赤字は284億円と過去最大だった(オンラインで決算会見するKNT-CTHDの米田昭正社長)(写真:共同通信)

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