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(写真=PIXTA)

 新型コロナウイルスにより、会社員らの副業熱が高まっている。在宅勤務で時間に余裕が生まれただけでなく、勤務先の休業などによる所得面の減少を補うための手段にもなることは想像しやすい。新型コロナの感染拡大下、副業機会を探す副業マッチングサービスの状況はどうなっているのか。サービスを手掛ける企業に聞いた。

 2019年5月から複業マッチングプラットフォームを運営するAnother works(アナザーワークス、東京・渋谷)には在宅勤務が広がり始めた3月中旬以降、それまでの2倍近い1日当たり約50人の求職者が新規で登録している。3月13日に5000人を突破した登録者数は、4月末に約8500人まで増えた。業種はエンジニアから広報、人事まで幅広い。

 アナザーワークスは、案件数により月額2万9000円(税別)からの利用料を支払うことで、手数料なしで人数に制限なく直接契約を結べるサービスを提供。現在は約60社が募集しており、IT系ベンチャーが中心という。求職者は無料で登録できる。

 同社に登録する求職者はフリーランスが4割、企業の社員が約6割。大林尚朝最高経営責任者(CEO)は新型コロナ拡大以降について、「これまで登録のなかったような大企業に勤める社員の登録が増えている」と語る。以前からヤフーやソフトバンクなどの社員の副業登録はあったものの、メーカー企業の社員も現れ始め裾野が拡大している。

 例えば、緊急事態宣言を受けて職場が休業中の大手メーカーに勤める社員が「時間が有り余っているので、ベンチャー企業での仕事に挑戦してみたい」と成長機会として申し込んだケースなどがあるという。

 募集・応募ともに活況を迎えているのは、営業職だという。