ニンテンドースイッチの国内販売は2000万台を突破。発売から5年目に突入しても品薄が続く(写真=Bloomberg/Getty Images)

 任天堂は6日、主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の2022年3月期における販売計画を2550万台と発表した。新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要を取り込んだ21年3月期は2883万台と1年前から37%増やしたが、今期は一転して12%減を見込む。保守的な任天堂の見通しを受け、7日の東京株式市場では任天堂株が一時前日比3%(1910円)安の5万9700円をつけるなど、失望売りが目立った。

 任天堂は業績見通しや販売計画で保守的な数字を掲げることが多い。21年3月期は当初1900万台と、販売が200万台減るとの予想を立てた。ところが蓋を開けると、新型コロナ禍での巣ごもり需要を獲得して販売は予想を上回った。社会現象となった「あつまれ どうぶつの森(あつ森)」ブームを追い風に、期中に2度、販売計画を上方修正。結果は2883万台と当初計画を1000万台近く超過した。これを受け、21年3月期の連結純利益は前の期比86%増の4803億円と12年ぶりの最高益となった。

 ゲーム専用機としてのライフサイクルを考えれば、既にピークアウトしていてもおかしくはない。ただ、アナリストの見方は異なる。エース証券の安田秀樹氏は「1年で最もゲーム機が売れない今の時期でも、スイッチの販売は堅調だ。新たな遊び方の提唱が浸透し、スイッチは『限界普及率』を超える存在になりそうだ」とみる。

続きを読む 2/2 限界突破を後押しする「ユーチューバー」の存在

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