マスクCEOによると、ロボタクシーは年間9万マイル走行し、1年間で1台当たり3万ドルの粗利が得られるという。マスクCEOはTESLA NETWORKで、「顧客は副収入が得られ、テスラはそこから25~30%を得る」という。

 テスラの完全自動運転車が増えるに従って、テスラの収入も増えるという目算だ。ウーバーはドライバーの運賃収入から約2割を差し引いているが、それよりも高い手数料を示したわけだ。

 もう1つ気になることがある。テスラ車の価格が「実質0円」になるかもしれない。

モデル3の販売画面。最低価格の3万5000ドルのモデルはWebでの販売をやめている
モデル3の販売画面。最低価格の3万5000ドルのモデルはWebでの販売をやめている

 テスラはオンライン販売の車体価格を提示する際、「After savings」として、電気自動車(EV)であることからガソリンの節約想定額も差し引いている。家庭に太陽光発電の装置を据え付けて、複数年の電気代が0円になるとしよう。After savingsは、家の購入価格がその分安くなるような計算だ。

 例えば、3万9500ドルがベースのモデル3は、3万1450ドルを「After savings」と示した。ここには電気自動車のインセンティブである3750ドルの割引も含んでいる。さらにTESLA NETWORKによる年間3万ドルの収入を考慮すると、「実質0円」という以前の日本の携帯電話のような表示もしかねない。

 テスラのクルマは自動運転や電池容量など様々なオプションがあるが、買い方も複雑になりそうだ。いずれにしても、テスラの完全自動運転がテクノロジーとして実現し、当局の規制をクリアするのが先決である。

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