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 LIXILグループが5月中下旬に開催するとしている臨時株主総会の基準日(株主権利の確定日)の4月15日を迎えた。大株主から潮田洋一郎会長兼CEO(最高経営責任者)と山梨広一社長の取締役解任を議題に求められている異例の臨時株主総会に向けた最後の号砲が鳴った。

潮田氏と山梨氏の解任が議案の臨時株主総会への号砲が鳴るLIXILグループ(写真:共同通信)

 LIXILは英機関投資家のマラソン・アセット・マネジメントらから、潮田氏らの解任を議題にした臨時株主総会を開くよう3月下旬に請求を受けている。潮田氏による前CEOの瀬戸欣哉氏の解任過程が不透明でガバナンス上問題だというのが理由だ。これを受けてLIXILは5月中下旬に臨時株主総会を開催すると発表、4月15日を基準日に設定した。15日時点の株主が臨時株主総会で議決権を行使できる。

 一方、皮肉なことにLIXILの株価は3月の株主による解任要求以来、上昇を続けてきた。「独善的な経営が目立つ創業家出身の潮田氏が退任すればガバナンスが改善されるという期待がもてる」(独立系ファンドマネジャー)との観測が株価を押し上げているようだ。4月8日の年初来高値(1728円)は年初の安値から34%も上昇している。