

「数を増やすことを目指していない」
だが、無印がホテルをつくる狙いはほかにもある。実は、MUJIホテルのタオルやベッドカバーなどのリネン類は、店頭で売っている無印の商品ではない。洗濯回数が多い業務用には耐えられないからだ。「業務用と民生用は製品の基準が違う。ホテルで使うことで、業務用にも使える製品の開発に役立ち、事業領域を拡大できる」(松﨑社長)。
実際、北京のホテルで使った人造大理石製のシンプルなバスタブは商品化に向けて動いている。ホテルは顧客からのフィードバックを受ける場所でもあり、新たな商品開発や事業領域の拡大につなげる場所でもあるというわけだ。
北京に続き、ホテルの企画・設計・運営はホテルクラスカなどを手掛けるUDS(東京・渋谷)が担当。MUJIホテルの今後の出店計画について松﨑社長は「数を増やすことを目指していない。いいパートナーがいなければできない」として次は未定とした。
有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。
※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。
※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。
この記事はシリーズ「1分解説」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?