エチオピアの首都アディスアベバの国際空港からケニア首都のナイロビに向かっていたエチオピア航空302便が10日、離陸から約6分後に墜落し、同航空は乗客乗員157人の全員が死亡したと発表した。

機材は米ボーイングの737MAX8型機という小型の最新機材で、昨年11月にエチオピア航空に導入された。2月上旬に最初のチェックメンテナンスを行ったばかりだったようだ。事故の原因は明らかになっていないが、同航空によるとパイロットは離陸直後にトラブルを報告し、空港に引き返すことを要請した。
エチオピア航空はアフリカで最大の就航路線を持ち、アディスアベバの国際空港はアフリカのハブ(拠点)空港である。エチオピア航空は就航路線を増やし、最新機材を積極的に導入していた。アフリカの航空会社の中では優良な航空会社と受け止められていた。
アディスアベバとナイロビ間はその主要路線で、政治やビジネスなどで日本人を含め利用者が多い。エチオピアの日本人ビジネスコミュニティーでも衝撃が広がっているという。
筆者は特集「逆説のアフリカ」の取材で、2月上旬にエチオピア航空を利用した際に、比較的新しいボーイング737-700という小型機に搭乗した。アディスアベバからルワンダ首都のキガリまでのフライトで、飛行ルートや機体サイズなど今回の事故と重なる面があり、驚きを禁じ得ない。
米パイロット組合が737MAX8型機に懸念も
今回の事故で大きな焦点になっているのが、ボーイングの737MAX8型機の安全性だ。同機種は昨年10月にインドネシアのライオン航空でも墜落事故を起こし、半年間に墜落事故が2回発生したことになる。
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