プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパンは28日、食器用洗剤「ジョイ」を1996年の発売以来初めて全面刷新すると発表した。スプレータイプの洗剤を初めて投入し、食器に泡を吹き付ければスポンジでこすらず汚れを落とせるのが特長。上位4つを花王に独占されている現状を打破するのが狙いだ。

 
3月下旬に発売される「ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレー」
3月下旬に発売される「ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレー」

 新たに投入するのは「ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレー」。水で泡をすすぎさえすれば楽に汚れを落とせ、家事の負担を減らす「時短」を売りにする。同社の調査によると、食事に関する家事の中で「食器洗い」は最も時短ができておらず、生活者の8割がストレスを感じているといい、こうした声に応えた。

 「何でも1番ならいいのですが、先行されてしまった」。P&Gジャパンのヴィリアム・トゥラスカ執行役員はこう話した。先を行く存在はもちろん、花王だ。花王が展開する「キュキュット」は、スプレータイプに関しても2016年10月に先んじて発売し、2年余りで3000万本以上を売り上げるヒット商品となった。直近のシェアを見ても「キュキュット」シリーズが上位4つを占め、「ジョイ」シリーズが顔を出すのは5位と6位。「使いやすさ」の追求が得意なP&Gにとっては、耐え難い現実と焦りがある。発売は3月下旬。家庭への浸透なくしてポジション奪還がないことは、言うまでもない。

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12/15ウェビナー開催、「外食を救うのは誰か」第1回――すかいらーく創業者の横川氏が登壇

 新型コロナウイルスの感染拡大から3年目となり、外食店に客足が戻りつつあります。一方、大手チェーンが相次ぎ店舗閉鎖を決定するなど、外食産業の苦境に終わりは見えません。どうすれば活気を取り戻せるのか、幅広い取材を通じて課題を解剖したのが、書籍『外食を救うのは誰か』です。
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■日程:12月15日(木)19:00~20:00(予定)
■テーマ:「安売りが外食苦境の根源だ」ファミレスをつくった男が激白
■講師:横川竟氏(すかいらーく創業者、高倉町珈琲会長)、神山泉氏(外食経営雑誌『フードビズ』主幹)
■モデレーター:鷲尾龍一(日経ビジネス記者)
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■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。有料会員以外は3300円(税込み)となります。
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