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 ディスカウント店「ドン・キホーテ」を手がけるパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは20日、タイに初進出し、首都バンコクの中心部に1号店「DON DON DONKI(ドンドンドンキ)」をプレオープンした。正式開業の22日を前に、報道陣や多くの客が訪れた。

タイ初の店舗「DON DON DONKI(ドンドンドンキ)」と、同店を中核テナントとするモール「DONKI MALL THONGLOR(ドンキモールトンロー)」を首都バンコクに出店した

 海外事業、特に東南アジアと北米での展開に力を入れる同社にとって、この店舗は東南アジア展開の成功を占う試金石となる。20日に記者会見した安田隆夫・創業会長は「タイはASEAN諸国の中で最も市場性に富んでいる。ここを1号店に多店舗展開を検討している」と話す。

20日のプレオープンのセレモニーで挨拶する安田隆夫・創業会長

 パンパシHDは2013年、海外子会社をシンガポールに設立し、17年から19年の3年間に3つの店舗を同国に開業した。生鮮食品や加工食品、日用品の販売に力を入れ、日本の商品を数多く並べる店舗構成で人気を集めている。その成功モデルをバンコクの店舗でも踏襲。「本物の日本文化」(大原孝治社長)を売りに、店内には日本の製品を多数並べている。

バンコクの新店舗は日本の商品のほか、生鮮食品を数多く揃える。

 ドンキがバンコク新店舗を成功に導くにはさしあたり2つの課題があった。