キリンホールディングス(HD)が新興国のビール、飲料事業の見直しを急ピッチで進めている。ミャンマーの国軍系企業と合弁で運営していた同国事業から撤退、中国清涼飲料の合弁解消も発表した。採算の合わない海外事業を切り離す一方、新たな成長の軸足をヘルスサイエンス領域へと移す計画だ。

ミャンマー・ブルワリーが製造する廉価カテゴリービールの「アンダマンゴールド」
ミャンマー・ブルワリーが製造する廉価カテゴリービールの「アンダマンゴールド」

 「ミャンマー撤退は6月末までに決着させる」。キリンHDの磯崎功典社長は2月14日、軍によるクーデターが発生したミャンマーのビール事業から撤退すると発表した。

 同社はミャンマー・エコノミック・ホールディングスとの合弁2社の解消を目指し、2021年2月から交渉してきたが、解決の見通しは立たなかった。51%ずつ株式を持つミャンマー・ブルワリーとマンダレー・ブルワリーを手放し、第三者企業への売却を急ぐ。

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