ファストフードのサービス水準を引き上げる

 その「次の成長」のカギを握るのが、現在、沖縄県の30店舗で試験導入している「未来型店舗」だ。「サービスの水準をワンランク引き上げるのが狙い」だと、下平篤雄副社長兼COO(最高執行責任者)は語る。

顧客満足度の向上を目指し、店舗の改装を大規模に進めてきた(写真:堀 勝志古)
顧客満足度の向上を目指し、店舗の改装を大規模に進めてきた(写真:堀 勝志古)

 未来型店舗の特徴は、大きく3つ。1つは、専用アプリを使いスマートフォンで事前に注文、クレジットカード決済する仕組みだ。来店時には、注文の列に並ぶことなく商品を受け取れる。もう1つは、「ゲストエクスペリエンスリーダー」と呼ぶ接客専門のスタッフを配置することだ。メニューの選び方の相談に乗ったり、空いている席を案内したりする。最後が「テーブルデリバリー」。マクドナルドでは商品をカウンターで受け取ってから客が席まで運んでいるが、新型店では、客が注文番号の札を受け取って着席して待っていると、店員が商品を持って来てくれる。国内に約2900ある店舗の半数を19年中に未来型店舗へと切り替える。

 カサノバCEOは、「消費増税を控え、お客様の財布の紐は堅くなっている」と話す。取り戻した顧客の「信頼」を「満足」へと高め、次の成長につなげられるか。19年はそれが試される1年になりそうだ。

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12/15ウェビナー開催、「外食を救うのは誰か」第1回――すかいらーく創業者の横川氏が登壇

 新型コロナウイルスの感染拡大から3年目となり、外食店に客足が戻りつつあります。一方、大手チェーンが相次ぎ店舗閉鎖を決定するなど、外食産業の苦境に終わりは見えません。どうすれば活気を取り戻せるのか、幅広い取材を通じて課題を解剖したのが、書籍『外食を救うのは誰か』です。
 日経ビジネスLIVEでは書籍発行に連動したウェビナーシリーズを開催します。第1回目は12月15日(木)19:00~20:00、「『安売りが外食苦境の根源だ』ファミレスをつくった男が激白」がテーマです。講師として登壇するのは1970年にファミリーレストラン「すかいらーく」1号店を開業した横川竟氏と、外食経営雑誌『フードビズ』の神山泉主幹です。書籍を執筆した記者の鷲尾龍一がモデレーターとなり、視聴者の皆様からの質問もお受けします。ぜひ、議論にご参加ください。

■日程:12月15日(木)19:00~20:00(予定)
■テーマ:「安売りが外食苦境の根源だ」ファミレスをつくった男が激白
■講師:横川竟氏(すかいらーく創業者、高倉町珈琲会長)、神山泉氏(外食経営雑誌『フードビズ』主幹)
■モデレーター:鷲尾龍一(日経ビジネス記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。有料会員以外は3300円(税込み)となります。
※第2回は詳細が決まり次第ご案内します。

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