2000年代に手紙からネットへ進化

 今回、警察に逮捕された4人の中にナイジェリア籍の男が含まれていたのは偶然ではなさそうだ。ナイジェリアは以前から国際詐欺が「盛ん」な地域として知られる。若者の働き口が少ないため、詐欺に手を染めてしまうと言われている。

 2017年に日本航空が3億8400万円をだまし取られた「ビジネスメール詐欺」と呼ばれる手口も、ナイジェリアを中心とする西アフリカの詐欺グループが手掛けることが多い。取引先を装い企業に代金の支払いを催促する電子メールを送り付ける。情報セキュリティー会社トレンドマイクロのアナリスト、岡本勝之氏は「3年前に追い詰めたビジネスメール詐欺の主犯も『マイク』と称するナイジェリア人だった」という。

 ナイジェリア発の国際詐欺は1990年代まで、「ナイジェリアからの手紙」と呼ばれる手口が主流だった。「遺産相続で得た秘密資金の送金のために銀行口座を貸してくれれば、資金の一部を謝礼として提供する」などとつづった手紙を世界中に郵送する。インターネットが普及した2000年代からは、連絡手段として電子メールやチャットを使うようになった。

 ネットには悪魔の甘言があふれている。「自分は絶対にだまされない」という自信がスキを生む。

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