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 ビール系飲料国内5位のオリオンビール(沖縄県浦添市、与那嶺清社長)は23日、取締役会を開き、野村ホールディングスと米投資ファンド、カーライル・グループによる買収を受け入れることを決め、同日正式に発表した。日経ビジネス電子版で18日に「オリオンビール、野村・カーライルが買収へ」として報じた通り、野村とカーライルの持つ経営資源を活用して海外展開を加速する。

 野村側が51%、カーライルが49%を出資するオーシャン・ホールディングスが株式公開買い付け(TOB)により、約600人いるオリオンビールの株主から株式を取得する。買い付け期間は1月24日から3月22日までで、買収金額は最大で500億円超になる見込み。オリオンビールの現筆頭株主で10%を出資するアサヒビールはTOBに応じるが、再出資により現状の出資比率を維持するとみられる。

 オリオンビールは野村が国内外で持つネットワークや高度な金融機能、カーライルが持つ経営のノウハウやグローバルネットワークを活用して国内外での成長を目指す。米国や台湾など海外販路を広げたい考えだ。

 野村は2018年1月に野村キャピタル・パートナーズを設立、金融危機後に中断していた自己資金による企業投資を再開することを決めている。今回のオリオンビール買収がその第一号案件となりそうだ。