ソニーは23日、犬型ロボット「aibo」を使った新サービスを2月中旬に始めると発表した。名称は童謡をもじった「aiboのおまわりさん」。家族の顔を認識したaiboが、家の中を歩き回って特定の時間に特定の家族が在宅しているか確認できる。今後、セコムとも提携し、異常を察知したときには警備員が駆け付けるサービスも提供する計画だ。

発売から1年が経過したaiboが、おまわりさんに。左はビーグル犬をイメージした2019年の限定色aibo
発売から1年が経過したaiboが、おまわりさんに。左はビーグル犬をイメージした2019年の限定色aibo

 「パトロールとレポートの機能を提供し、aiboと一緒に生活するだけで、楽しみながらちょっと安心できるようになる」。aibo事業を担当する川西泉執行役員は新サービスの特長をこう表現する。

 想定するのは、高齢者の見守り需要だ。離れた場所に住む両親が元気に過ごしているのかを確認したい。そんな子世帯のニーズをつかんだサービスが立ち上がり始めている。調査会社の富士経済(東京・中央)は、2018年に75億円程度の見守りサービス市場の規模が、25年には124億円に膨らむと予測する。

 ただ、現状の見守りサービスは屋内に固定カメラを付けるのが一般的。「見られる側」からすると、監視されているようで拒否反応を示す例も多い。愛らしいふるまいをするaiboなら「見られていても違和感がない」(川西氏)。そこに商機を見込む。

 高齢者が増え、在宅介護が必要な世帯が増えるのは確実なニッポン。愛らしいロボットが家族を守る。そんな時代が現実のものになろうとしている。

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