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30周年記念モデルに自信を見せるダイナブック会長の石田佳久氏(左から2番目)

 「ダイナブックの30周年記念モデル、これぞノートブックPCだ」。シャープ副社長でパソコン事業子会社Dynabook(ダイナブック)会長を務める石田佳久氏は1月17日、社名変更後初となるノートパソコンの新商品に自信の表情を浮かべた。

 シャープは昨年10月、約40億円で東芝のパソコン事業を手掛けていた東芝クライアントソリューションの株式の8割を取得。1月1日付で社名を主力ブランド「ダイナブック」に変更した。今回、シャープ傘下の新生ダイナブックとして初の商品を投入した。

 新商品はダイナブックブランド誕生30周年記念モデルと位置付ける「dynabook G」。13.3型ながら約779gと軽いのが特徴。米国防総省が制定した規格に準拠するテストをクリアするなど、堅牢性も高い。軽量で剛性が高いマグネシウム合金をきょう体に使用することなどで実現したという。

30周年記念モデルの「dynabook G」

 東芝は1985年に、世界初のラップトップ型パソコンを世に送り出した。89年には「パソコンの父」であるアラン・ケイ氏が提唱した「ダイナブック」ブランドのノートパソコンを発表。最盛期には世界で年2000万台規模を販売していたが、アジア勢などライバルの台頭や東芝の不正会計問題などで勢いを失っていた。