アルコール類の注文が多い“サラリーマン客”が減ったため、18年6月以降、既存店の「客単価」は前年割れが続いている。その一方で、複数人で来店するファミリー層が増加し、既存店の「客数」はほぼ毎月前年を上回る。その結果、既存店売上高が押し上げられた。
貫社長は「喫煙率の減少は、この先さらに加速する。禁煙化による業績への悪影響は年々減っていく。5年後、10年後の成長を見通せば、家族客に安心して来てもらえる店づくりの方がはるかに重要だ」と力をこめる。
「ファミリーレストラン感覚」で来店する客が増えたため、「食事メニュー」の開発強化にも乗り出した。居酒屋とファミレスの両方のニーズを取り込める、“ファミリー居酒屋”業態で外食市場を深堀りしようとしている。
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