HOYAの鈴木洋CEO(最高経営責任者、63)が3月1日付で退任する。トップ在任期間は21年を超える。ヘルスケアなど各事業に権限を持たせる「遠心力経営」で成長、企業統治(ガバナンス)にも手腕を発揮した。投資に対する収益力にこだわり続け、話題を呼んだ買収合戦では「高すぎる」として手を引く冷静な判断も下した。

鈴木洋CEOは3月1日付で退任する。2000年6月にトップに就任、在任期間は21年を超える(写真=陶山 勉)
鈴木洋CEOは3月1日付で退任する。2000年6月にトップに就任、在任期間は21年を超える(写真=陶山 勉)

 時価総額は6.5倍の5兆8500億円(1月12日現在)、2021年3月期の売り上げ収益(売上高)は2.3倍の5479億円、税引き前利益は3倍の1592億円――。鈴木CEOはトップに就いた00年6月以降、十分な功績を残した。

 「常に会社のことに専念してきたが、家族とゆっくりとした時間を過ごしたいという気持ちが強くなった」。退任が発表された21年12月、鈴木氏はこうコメントした。筆頭独立社外取締役の浦野光人氏(元ニチレイ相談役)によると、退任の申し出があったのは1年ほど前だという。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り878文字 / 全文1280文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「1分解説」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

ウェビナー開催 西口一希氏とミスミに学ぶ 会社を成長させる「顧客理解」

 これまで約40社の経営を支援してきたStrategy Partners代表の西口一希氏。「成長の壁」に悩む多くの経営者に対して「企業の成長に伴い、顧客よりも財務の数字や組織運営に関心を向けてしまう問題」の大きさを指摘してきました。
 日経ビジネスLIVEでは、成長の壁に悩む経営者や事業責任者、さらに現場で取り組む層に向け、西口氏が『顧客起点の経営』について語るウェビナーを2週連続で開催します。ぜひご参加ください。


■第1回:2022年7月5日(火)19:00~20:00(予定)
■テーマ:なぜ企業の成長は止まるのか? すべてのカギを握る顧客理解
■講師:『顧客起点の経営』著者・Strategy Partners代表 西口一希氏

■第2回:2022年7月12日(火)19:00~20:00(予定)
■テーマ:顧客を分析、ニーズに対応して急成長 ミスミ「meviy(メビ―)」事業に学ぶ
■講師:西口一希氏、ミスミグループ本社 常務執行役員meviy事業担当・ID企業体社長 吉田光伸氏

■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料(事前登録制、先着順)。

>>詳細・申し込みはリンク先の記事をご覧ください。