全1841文字

1月13日にKDDIが携帯電話の新料金を発表し、大手3社が3月から始めるプランが出そろった。高橋誠社長が会見で時間を割いたのはオンライン手続き専用の新料金ブランド「povo(ポヴォ)」。月20ギガ(ギガは10億)バイトで見ると、2480円(税別、以下同)と、NTTドコモ「ahamo(アハモ)」やソフトバンクの2980円を下回る。さらに「トッピング」という今までにない機能も打ち出し、使い勝手を高めている。

 「我々にはNTTに立ち向かってきた歴史がある。NTTドコモがアハモを発表したことを受け、同額で並ぶのではなく、最安値を実現しようと考えた」。KDDIの高橋誠社長は、新料金プランについてこう語った。

 アハモやソフトバンクのオンライン手続き専用の新ブランド「SoftBank on LINE(ソフトバンク・オン・ライン)」(仮称)よりもポヴォが500円安いのは、先行して発表した2社が、1回当たり5分以内なら音声通話を無料としているが、ポヴォには通話無料が含まれていないからだ。

NTTドコモやソフトバンクより安い2480円の料金設定を打ち出した

 その理由について高橋社長はこう語る。「若年層を中心にインターネット電話が普及しており、20代以下のユーザーの約6割は、月10分未満しか音声通話を使っていない」。それなら基本料金に最初から含めるニーズは低いと判断した。代わりに、月500円を払えば、ドコモなどと同じように1回5分以内の通話が無料になる追加サービスを提供する。合わせると月2980円となり、他社と同額だが、消費者が選べるという点が違う。

 KDDIはこのような追加サービスを「トッピング」と呼んだ。