キリンビールは2020年のビール類市場シェアで、アサヒビールを抜きトップに立った。通年での首位奪還は09年以来、11年ぶりとなる。20年上期(1~6月)ですでにシェア逆転を果たしていたが、通年でもトップを維持した。コロナ禍を追い風に、家庭用に強いキリンが販売を伸ばす一方、飲食店向けなど業務用に強いアサヒは苦戦。20年は業界の地殻変動が鮮明になった年だった。

 1月8日までに大手4社のうち、キリン、サッポロビール、サントリービールの3社が、20年のビール類(発泡酒、第三のビールを含む)の販売実績を開示した。アサヒビールは「過剰なシェア争いをやめるため」(塩澤賢一社長)として、20年から販売数量を開示していないので、本誌試算で推定シェアを算出した。

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