健康保険証は将来的に廃止

提言の中で「マイナンバーカードの発行・手続窓口の強化及び分散化を図る」とあります。そもそも、マイナンバーカードの発行は手続きが煩雑で発行に時間がかかることなどがボトルネックになって普及が妨げられている感じもします。先日、提言に関する記者発表会では「金融機関や郵便局、携帯ショップの代理店などの活用もあり得る」と発言されていましたが、どれほど現実味のある話でしょうか。

小林氏:マイナンバーカードの発行業務には申請があり、処理があり、受け渡しがあります。それぞれのステップで、リソースを分けて考えればいい。例えば、現在でも企業が申し込み、自治体の職員が出向いて一気に発行できる仕組みがあります。本人確認さえしっかりできる場所だったら代替可能だと考えています。

健康保険証とマイナンバーカードの一体化を進め、将来的に健康保険証を廃止するとも提言には明記されていますが。

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