全2268文字

 本シリーズでは、行動健康科学に基づく組織開発とストレスマネジメントの専門家である川西由美子氏(ランスタッドEAP総研所長)を講師に招き、働き方や上司と部下の関係、チームマネジメントなどについて、読者の皆さんが抱えている悩みに答えていきます。


■川西先生に相談したい内容を募集します

 川西先生に悩みを相談したい方は、「お悩みアンケート」にお答えください。相談内容を編集部で確認・選考の上、編集部が皆さんのお悩みを川西先生にお届けします。

>>「お悩みアンケート」に回答する

(写真:PIXTA)

 こんにちは、川西由美子です。

 新型コロナウイルスの感染拡大が再び加速しています。一部の地域では外出自粛も始まっているようです。これから冬本番を迎えるに当たり、このウイルスとどう付き合っていくか。心のケアも欠かせませんが、その点についてはまた後日、しっかりと時間を取ってお話しいたしますね。

 今回も読者の方からご相談をいただいています。

悩み:過去の成功体験から抜け出せず、変化することを極端に嫌がる「老害予備軍」の人の意識をどうやって改革すればいいのでしょうか。

(48歳 男性 会社員)

 ありがとうございます。最近は企業人事の年功序列も薄まり、年齢や経験に関係なく役職が与えられることが増えています。チームで仕事するために世代間のギャップをどう埋めるか、重要なテーマですね。

 人は年を取るに従って頑固になったり意固地になったりするものです。しかも、かつての日本企業には「専制型リーダーシップ」が色濃くありました。これはドイツ出身の社会学者、クルト・レヴィン氏が提唱した言葉で、目標設定からスケジュール管理まで組織におけるすべての行動にリーダーが関与し、リーダーが命令して組織を動かすスタイルです。