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 本シリーズでは、行動健康科学に基づく組織開発とストレスマネジメントの専門家である川西由美子氏(ランスタッドEAP総研所長)を講師に招き、働き方や上司と部下の関係、チームマネジメントなどについて、読者の皆さんが抱えている悩みに答えていきます。


■川西先生に相談したい内容を募集します

 川西先生に悩みを相談したい方は、「お悩みアンケート」にお答えください。相談内容を編集部で確認・選考の上、編集部が皆さんのお悩みを川西先生にお届けします。

>>「お悩みアンケート」に回答する

(写真:PIXTA)

 こんにちは。ランスタッドEAP総研の川西由美子です。

 新型コロナウイルスの状況が欧州で悪化しています。これから冬を迎える日本でも、感染の再拡大が懸念されるところですね。手洗い・うがい、マスク着用、ソーシャルディスタンスなど、できることを続けましょう。

 前回の記事では、多くのご意見をいただき、ありがとうございました。「迷惑おじさん」という言葉が強く伝わってしまったようです。気分を悪くされた方、大変申し訳ございませんでした。皆さんのご意見を、しっかりと胸に刻み込みました。

 さて、このコーナーでは、皆さんの悩みごとや困りごとを募集し、私なりの対応の仕方をお伝えしたいと思っています。今回は、日経ビジネスの編集部員から、ぜひ解決したいというテーマが届いています。

悩み:オンライン会議で発言することができません。

 対面のミーティングだとなんとなく自分の意見を伝えることができるのですが、オンライン会議だと、どうもうまくいきません。特定の人が一方的に話すことが多く、なんとなく、周囲の意見に流されている気がします。

 発言しようと思うのですが、他の人の話を遮るようにも思えます。このままでは、自分が「透明社員」になってしまいそうで心配です。どうすれば、オンライン会議で積極的に話せるようになるのでしょうか。

 周りの様子がうかがえず、雰囲気がつかめないこと。それが、ウェブミーティングの難しさですね。最近は、ビデオ機能をオフにしていることも多いのではないでしょうか。そうなるともはや、誰が真剣に聞いているかすらも分かりません。会議が一方的に伝える無機質なものになってしまう「透明社員」問題は、日経ビジネス編集部だけの悩みではありません。

 解決に向け、まずはウェブ会議で発言しにくい理由をいくつか挙げてみます。

(1) 良いことを言わなくてはいけないと考えすぎる
(2) 誰も聞いてくれないと思って諦めている
(3) 伝えたいことがうまく言葉にならない
(4) チームが抱えている課題を理解できない
(5) お客様モードになってしまっている
(6) 受け入れてもらえないと感じる
(7) とにかく、目立ちたくない
(8) 会議を長引かせたくない

当てはまるものが、あるのではないでしょうか。

次に、組織が会議を開く理由を考えてみましょう。