健康経営実現の手段になる

 日本ではどうでしょうか。

 ヘルシーカンパニーに近い考えに「健康経営」がありますね。健康経営は、経営と健康管理を結びつけることによって社員の健康増進と企業の業績向上を実現することを目指します。国内企業は、その一環としてワーケーションという新しい働き方を積極的に打ち出していけば、日本でもっと浸透するはずです。

 新型コロナ禍でリモートワークを導入する企業は増えており、働く場所などに対する拘束が緩くなっていて、ワーケーションとほぼ変わらない状態で仕事をしている人も多いです。

 実際、日本のリゾートマンションは新型コロナ感染拡大前には空き部屋が多くなっていたところもあったようです。しかし、ワーケーションなどを目的に物件の購入が相次ぎ、今は空きがゼロになったところもあります。米国では、サテライトオフィスとしてリゾート地にオフィスを構えている企業がその働き方自体をワーケーションと呼んでいる例もあり、いろいろな形態があります。

(写真:PIXTA)
(写真:PIXTA)

 私は、働き方改革の前段として、休日の過ごし方や仕事を終えた後の時間を工夫するという「遊び方改革」を提唱していますが、ワーケーションはこうした改革を進めるのにとても有効な手段だと思います。

 ここでワーケーションのやり方について、心理学的な観点から少しアドバイスしたいと思います。仕事の目的や心身の状況、捉え方に応じてやり方を変える必要があります。ここでは3つのシーン(A、B、C)を紹介し、その手順などについて簡単に解説します。

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