
ノーベル賞学者など“世界の頭脳”の理論を、その要諦を熟知する専門家による解説で学ぶウェビナーシリーズ。賢人たちのインタビュー映像や日経ビジネスに掲載した記事を教材に、モデレーター役の日経ビジネス副編集長・広野彩子が日本を代表する専門家に公開インタビュー。参加者の質問にも答えながら、世界最先端の理論のエッセンスを理解する。
今回は、経営学の教祖的存在のヘンリ-・ミンツバーグ教授について、中央大学国際経営学部特任教授のダニエル・ヘラー氏が解説する。
■こんな方におすすめ
+経営学を学んでいる学生、もしくは経営学を学んだ社会人
+経営学修士号(MBA)に興味がある方
+MBA保有者と仕事をしている方
+経営学の神髄を知りたい方
+モチベーションを高めたいビジネスパーソン
+一歩上を目指したい管理職
■開催概要
テーマ:ミンツバーグ教授の「MBAはいらない?」
MBAの功罪を経営学の巨匠の言葉から学ぶ
開催:11月26日(木) 20:00~
受講料:日経ビジネス電子版の有料会員:無料(事前登録制、先着順)
※有料会員でない方は、まず会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)
20:00 オープニング ※(講師紹介、講座紹介)
20:05 ミンツバーグ教授のインタビュー音声や、ミンツバーグ教授の教えに詳しい中央大学国際経営学部のダニエル・ヘラー特任教授への公開インタビュー、クイズなどを通じて、MBAの功罪を学ぶ。
20:40 質疑応答
21:00 クロージング
■教材
【インタビュー】ミンツバーグ教授が語る「管理職に最低限必要なもの」
【オンラインゼミナール(動画)】「教祖」ミンツバーグが語る経営と世界

カナダ・マギル大学デソーテル経営大学院教授
1939年生まれ。61年カナダのマギル大学卒業、68年米マサチューセッツ工科大学経営大学院で博士号取得(Ph.D.)。『MBAが会社を滅ぼす』(日経BP)、『戦略サファリ』(東洋経済新報社)などの著書がある戦略論の大家。近年は資本主義に対する考察を続けている。英ランカスター大学、カナダ・マギル大学、ブラジル・FGVスクール、インド経営大学院バンガロール校と横浜国立大学で、各国の管理職が相互に交流する共通プログラムを始めた。
日経ビジネスLIVEのウェビナーシリーズ「インタビュー映像で読み解く世界の頭脳」。3回目は、『戦略サファリ』など数多くの著書でも知られる経営学の泰斗、カナダ・マギル大学デソーテル経営大学院のヘンリー・ミンツバーグ教授の経営論を、日経ビジネスの動画インタビュー映像などから学ぶ。
「MBAは要らない」「管理職に必要なのは、実践的な力だ」――。ミンツバーグ教授は、徹底した人間的な経営を志向する、実践主義の経営学者。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で経営学の博士号(Ph.D.)を取得し、もともとは戦略系の研究者である。1980年代の経営学の黎明(れいめい)期から、米ハーバード大学のマイケル・ポーター教授らと共に、世界の経営学の発展に心血を注いできた大家である。たびたび来日し、日本社会に暖かいまなざしを向け続ける親日家でもある。

中央大学国際経営学部特任教授
1996年米ウイリアムズ大学卒、2007年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。信州大学経済学部専任講師、東京大学大学院経済学研究科COEプロジェクト特任研究員などを歴任。2005年より横浜国立大学経営学部准教授、2016年より横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授、2020年4月から現職。専門は戦略的提携、自動車産業など。
近年のミンツバーグ教授は、計量分析など数字に基づいた分析を重視するMBA教育の在り方に疑問を呈し、『MBAが会社を滅ぼす』などの著書で論陣を張ってきた。一方で世界中のビジネススクールと提携し、ケーススタディー方式とは違った実践的な管理職教育に尽力している。今回、このミンツバーグ教授のインタビュー動画を使い、日本語に堪能でミンツバーグ教授と長年の親交がある中央大学国際経営学部のダニエル・ヘラー教授を招き、ミンツバーグ教授が考える「ビジネススクールの功罪」や、「管理職に必要な心得」などについて解説を聞く。
ヘラー教授は東京大学大学院で博士号を取得し、その後も日本で学者としてのキャリアを積んできた。前任の横浜国立大学大学院国際社会科学研究員でも、ミンツバーグ教授らが主導する独自の管理職育成プログラムの国内展開に尽力してきた。管理職育成から資本主義の未来まで、具体的かつ俯瞰(ふかん)的な視点から論じるミンツバーグ教授の議論を、クイズや知られざる逸話などを交えながら、じっくり聞いていこう。
この記事はシリーズ「[LIVE]インタビュー映像で読み解く世界の頭脳」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。