「伝言ゲームの難しさ」は回避できるのか?

 「伝言ゲームの難しさ」の構造は、

  • 人は何かを認知するときに「このトピックはXXXに関することである」というメンタルモデルを生成し、その範囲で理解する
  • 人は複雑なことを認知するときにメンタルモデルを細分化・カテゴリー構造化して理解する
  • そのため、コミュニケーションを交わすときには、あらかじめメンタルモデルやその構造をきちんと言語化し伝達すれば、伝言ゲームの間違いが起こる可能性がグッと減る
  • しかし、それはそこそこ骨が折れる仕事であり、業務上のコミュニケーションにおいて毎回そこまでケアするのは難易度が高い

 というものです。

 ワインを買うために、スーパーマーケットにいることを想像してください。もしこのスーパーにワイン売り場がなく、広い売り場のあちこちにバラバラにおいてあるとすると、どこをどう探せばよいのか分からないので、非常に大変です。そこでスーパーでは、「肉売り場」「酒売り場」などと売り場ごとにメンタルモデルを提示し、顧客が選びやすいようにしています。

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