(写真:PIXTA)
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 日本は、超高齢社会に突入しています。そうした社会では、現役世代の人々が、高齢の親の介護をすることは、ますます当たり前になっていきます。団塊の世代が75歳を突破する2025年以降は、仕事と介護の両立は、3人に1人のビジネスパーソンに起こる問題(2025年問題)となります。

 例えば、2万人以上のビジネスパーソンを対象とした弊社の独自データによれば、仕事と介護の両立中/両立がいつ始まってもおかしくない状態にある人は、45歳を境に、急増することがわかっています。

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 家族の介護を行っている人は、様々な負担に悩むことになります。こうした悩みが抑うつ症状につながることもあるため、放置しておくことはできません。従業員の仕事と介護の両立問題は、そのまま、従業員のメンタルヘルス問題でもあるわけです。

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