読者の皆さんと一緒に親、そして自分自身の「老い」とうまく付き合うための「エイジングリテラシー」を学ぶシリーズ。
今回のテーマは、前回に引き続き、仕事と介護との両立に悩む部下に上司はどう対応すべきか。読者の皆さんからのコメントを踏まえた解説です。
こんにちは。リクシスの佐々木です。
仕事と介護の両立に向けて、管理職はどう対応するのか、というテーマに対し、多様なコメントをいただきありがとうございます。

きょうは皆さまのコメントとともに、当社の仕事と介護両立支援プログラム「LCAT」で寄せられた両立中の社員の声や実態データを踏まえながら、その問いの答えを深掘りしていきたいと思います。
ポイント1 大介護時代の「仕事と介護の両立」とは?
前回お話しした通り、仕事と介護の両立をしながら働くビジネスパーソンの割合は、決して少なくありません。当社のデータで見ると、ビジネスパーソンの10人に1人は、すでに「日常的に要介護者をサポートしながら仕事を続けている」状態にあります。
この中には、ご自身が主たる介護者として介護をしながら働く、というケースだけではなく、ご両親同士の老々介護状態や、祖父祖母介護をご両親がしている状態を、その息子・娘として精神的・物理的に支える、というケースもあります。これから超高齢社会が進むにつれ、この数・割合は多くなることはあっても、少なくなることはないでしょう。
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