なぜ、エイジングリテラシーを上げる“介活”は一般的にならないのか

 実際、「仕事と介護の両立準備」については企業側でも人事がサポートするテーマの1つとしてかなり前から取り扱っており、休暇制度、介護セミナー、ハンドブック、相談窓口、と多くの企業で様々な支援が提供されています。

 でも、皆さんの中でも介護セミナーや研修を受けたことがない、ハンドブックも読んだことがない、という方のほうが多いのではないでしょうか。

 たとえ研修を受けたこと、ハンドブックを読んだことがあったとしても「介護が始まる前に、具体的に準備を進めた/行動した」という方はさらに少ない、というのが実態だと思います。

 実際、「介護中または1~3年以内に介護が始まると想定しているビジネスパーソン」に要介護申請のタイミングや、介護対象者の理解など、必須のリテラシーの有無を調査したこともあるのですが、実に6~8割の方が「知らない」というのが実態でした。

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 「超高齢社会は確実にやってくるし、自分ごとでもある」と、多くの方々が分かっているにもかかわらず、実際に知識を得て準備を進めたり、家族と会話をしたり、事前に行動したりする“介活(介護活動)”までには、なかなか至らない──。

 2025年問題が目前に迫る中、私たちはこの「なかなか準備が進まない」構造を、どのように解決していけばよいのでしょうか。

 ぜひ皆さんのアイデア、ご意見をコメント欄にお寄せください。

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