「生き残ることが大切だ」という点で一致
これまでにない厳しい環境下で次々に新しい戦略を打ち出しています。
星野:新型コロナウイルスのような感染症拡は確かに経験したことがないが、私が経営を引き継いだ1990年代以降で景気がよかったのはここ10年ぐらいだけだし、引き継いだからは不良債権処理やらデフレやらで、「リゾートはもう難しい」と言われながら成長してきた。

社内の主力メンバーには破綻したリゾートの出身者もたくさんいて、「急激に下がった」「新しいことを考えないと乗り越えられない」などの経験もある。トマムを再生し、リゾナーレ八ヶ岳(山梨県北杜市)などの業績を立て直して伸ばしてきたことから、組織には自信みたいなものがあり、こういうときにかつてのことを思い出してどんどん動くスタッフがいる。そうした経験が生きているところはあるとは思う。また、星野リゾートは創業100年を超えていて、社内は「生き残ることが大切だ」という点で一致していると思う。
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この記事はシリーズ「星野リゾートの方程式2020」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。