全6259文字

記事やイベント、動画を組み合わせた新しいコンテンツ「Raise LIVE」。金曜日は副編集長の中沢康彦が「星野リゾートの方程式2020」と題した連載と、イベント「学生・若手に!『星野リゾートの教科書』現場・実践編」を担当します。

2/7(金)はイベントの1回目として「『熱狂的ファンをつくる!』理論と星のや富士」を開催。米国の経営学者ケン・ブランチャード氏らの「1分間顧客サービス」についての、星のや富士の取り組みがテーマです。

学生・若手に!「星野リゾートの教科書」現場・実践編 トークイベント

2/7 「熱狂的ファンをつくる!」理論と星のや富士

2/14 「OMOレンジャー」誕生と「ニッチ戦略」

2/21 経営と繋がるサービス 界 日光、真実の瞬間

2/28 居酒屋以上旅未満 マーケの法則とBEB

[Raise LIVEのトークイベントに申し込む]

 長野・軽井沢発祥のリゾート運営会社、星野リゾートの成長ペースが加速している。国内だけでなく海外でのプロジェクトも増加傾向にある。成長のメカニズムやそれを支える仕組みをシリーズで解明していく。

 星野リゾートはこのほど川崎市で都市観光ホテル「OMO3東京川崎」の運営を6月にスタートすると発表。注目されるのはドミトリータイプも新たに手掛けること。宿泊料金は季節によって変わるが、安い時期には1ベッド3000円以下で星野リゾートの施設を利用できる。既存施設を改修。227室あり、3月4日に予約受付を始める。

 星野リゾートにとって川崎進出の大きなポイントになったのは、羽田空港まで電車で十数分、都心にも短時間でアクセスできる立地のよさだ。神奈川にあっても施設名に東京を入れたのもこのためで、「海外や地方からみれば、川崎は広い意味で東京ととらえられている」(星野佳路代表)と説明する。

 施設はJR川崎駅から徒歩6分と近く、周囲にさまざまな店がある繁華なエリア。観光で訪問する人はそれほど多くないが、「その分、開拓する余地がある」(星野氏)。近隣の店舗を記した「ご近所マップ」やスタッフが直接現地を案内するサービス「OMOレンジャー」などによって滞在の魅力を発掘していく考えだ。

 22年に開業予定の「OMO7大阪新今宮」(大阪市)も「ディープな大阪」が注目されるが、進出の決め手は関西国際空港に近い利便性の高さ。サービス内容に違いはあるが、進出の条件は今回の川崎と重なる面があり、星野リゾートの都市観光ホテル戦略がにじむ。

OMO3東京川崎の概要を説明する星野氏