林さんのストックマークがWiLから出資を受けたのは2020年2月でした。スタートアップ業界には新型コロナでどのような影響があったのでしょうか。

林達氏(以下、林氏):短期的には、取引先の大企業側で決裁のプロセスが止まってしまうなどマイナスの影響もありましたが、中長期ではDXが進む機会になるとみています。もともとDXの方向性とビジョンが決まっていた会社にとっては、プラスの環境になってきているのではないでしょうか。

 企業のトップにDXを進めたいという思いがあっても、大企業だと中間層、若手層のマインドを変えていくのが大変という話も聞きます。今回のコロナで外的な圧力がかかって変化が求められるようになり、トップとしては進めやすくなった部分もあるのではないでしょうか。

コロナ禍でもイノベーションを起こし続ける働き方

花王代表取締役専務執行役員の長谷部佳宏氏(写真:的野 弘路)
花王代表取締役専務執行役員の長谷部佳宏氏(写真:的野 弘路)

イノベーションの起こし方は変わってくるのでしょうか。花王では定期的に開催されている研究者会議がイノベーションを起こすハブになっていたと聞いています。

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