林さんのストックマークがWiLから出資を受けたのは2020年2月でした。スタートアップ業界には新型コロナでどのような影響があったのでしょうか。
林達氏(以下、林氏):短期的には、取引先の大企業側で決裁のプロセスが止まってしまうなどマイナスの影響もありましたが、中長期ではDXが進む機会になるとみています。もともとDXの方向性とビジョンが決まっていた会社にとっては、プラスの環境になってきているのではないでしょうか。
企業のトップにDXを進めたいという思いがあっても、大企業だと中間層、若手層のマインドを変えていくのが大変という話も聞きます。今回のコロナで外的な圧力がかかって変化が求められるようになり、トップとしては進めやすくなった部分もあるのではないでしょうか。
コロナ禍でもイノベーションを起こし続ける働き方

イノベーションの起こし方は変わってくるのでしょうか。花王では定期的に開催されている研究者会議がイノベーションを起こすハブになっていたと聞いています。
この記事は会員登録で続きとコメントをご覧いただけます
残り3829文字 / 全文5999文字
-
有料会員(月額プラン)は初月無料!
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題
日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「起業家は語る」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。